上重アナの復活と松坂世代のサラリーマンを考察

〝平成の怪物〟松坂大輔投手を始め、松坂世代(1980年度生まれ)のプロ野球選手が岐路に立たされている。2018年に38歳、2020年に40歳になる彼らは、これからどう生き抜いていくのか。そんな中、日本テレビの上重聡アナウンサーから、松坂世代のサラリーマンを考えてみる。

上重アナは野球の名門PL学園のエースとして活躍。夏の甲子園で横浜高校の松坂投手と投げ合い、死闘を繰り広げました。スポーツ推薦で立教大学に進学したもののプロには行かず、アナウンサーを志望。日本テレビのほか、フジテレビ、テレビ朝日から内定をもらいました。「甲子園で松坂と投げ合った」ブランドは絶大なのです。

日本テレビ入社後は第一線で活躍し、2014年の「好きな男性アナウンサーランキング」で2位にランクされるなど、松坂世代の野球選手と同じく順調そのものでした。

ところが2016年4月、ABCマートの創業者から1億7000万を無利子で借り入れ都内のタワーマンションを購入し、高級外車ベントレーも無料で貸与されたことが発覚。テレビから干されてしまいました。その後、フリーになるとの憶測も流れたものの、会社に在籍したままで日の目を見ない日が続きました。

上重アナは話し方も普通、見た目も普通。ただ、「甲子園で松坂と投げ合った」ブランドだけで通用していたので、フリーでやっていける訳がありません。巨額融資についても、「甲子園で松坂と投げ合った」ブランドによるものだったのもしれません。

しかし上重アナは、日曜朝の情報番組「シューイチ」に抜擢され、これまでになく、頑張っている様子がうかがえるのです。何にでも体当たりで自分のカラーを出そうとしています。「ヒルナンデス」の「レシピの女王」では、エプロン姿が似合っています。

松坂世代のサラリーマンは現在、会社に骨を埋めるか、はたまた転職するか悩む年齢です。先が見えてきて、転職するなら早い方がいいのですが決断する勇気がない。出世コースに乗ったなら、さらなる精進を積まなければならない。現場ではバブル世代の上司とゆとり世代の部下に挟まれて苦労する。

悩める子羊たちです。

いずれにしても、やれることを精一杯やりましょう。体当たりで頑張れば、周りはきっと評価してくれるでしょう。松坂投手や上重アナを横目で見ながら、反面教師とするのです。

恐るべし、くまモンの経済効果 海外解禁に地元企業が反発 地方自治体の商売とは

熊本のスーパースター「くまモン」を巡って、地元企業の県に対する不満が噴出しているそう。くまモンは県のPRキャラクターで、県内企業はこれまでイラストを無料で使用できました。ところが県はイラスト利用を海外企業に解禁すると発表。代わりに著作権使用料として小売価格の5〜7%、県内企業が海外販売する場合は3〜5%を徴取するという。

これまで関連商品を輸出してきた地元企業にとっては寝耳に水。熊本の企業が中国企業に対抗できるはずもなく、「県は何考えてんだよ」状態に。県はあくまでも偽物などの不正利用防止が目的で、くまモンのブランド価値を高めるためとし、長期的には県内の企業にはプラスだと主張。「くまモンブランド」確立に打って出ました。

県はきっと、くまモンはディズニーの「くまのプーさん」よりかわいいから、世界の人気者になれるかも、と考えたんでしょうね。著作権使用料は、県産品の販路拡大やインバウンド(訪日旅行)につなげるほか、くまモンのアニメ制作などに充てるそう。ライバルは「ミッキーマウス」と想定してるかも。地方自治体が、なんて壮大な夢を描いているのでしょう。

くまモンが凄いのは、日本経済新聞の扱いです。まだ人気が出る前から、くまモンの記事は社会面ではなく経済面に出ていました。「熊本産のデコポン味の○○が発売されたモン」とか「くまモンの外遊」とか。くまモンには初めから、お金の匂いがしていたのですね。

くまモン関連商品の売り上げは2016年時点で1280億円で、そのうち8億円を海外で稼いでいます。そういえば私は、くまモンが出始めの頃、熊本県のイベントがあった福岡銀行本店までくまモンを見に行きました。初めて見たクマもんのかわいいこと。キャラクターグッズを買って、県の担当者に「くまモン稼いでいますね」と言うと、「そうですね。がんばってます」と答えが返ってきました。その後、くまモンは大阪と東京に常駐。NHKの紅白歌合戦にも出場するなど全国区の人気者に成長しました。

くまモンで成功した熊本県。そして、親方熊本県で商売してきた地元企業。熊本の土産店はくまモンだらけ。中国のまともな企業がグレードの高いくまモンを作りはじめたらどうなるのでしょう。

地方自治体が商売するということは、どういうことなのか。自治体が向くべき方向はどこなのか。親方の自治体に守られて商売をしてきた企業に甘さはなかったのか。

一人の民間人だけでがんばった「ふなっしー」には、こんな悩みはないことだけは分かります。

くまモン アニメ

結局、県は、海外でのくまモン商品製造・販売について、県内企業にはイラスト利用料を徴収しなことを決定。中国などから300件以上のイラスト利用の申請があるという。恐るべし!くまモン!!

しかも、くまモンの世界展開に向けたアニメ制作が決まったという。テーマは「幸せ」。広告大手アサツーディケイや吉本興業も出資し、米国のスタジオで製作するそう。アジア人から見ると、くまモンはプーさんよりも可愛いし、ミッキーマウスよりも可愛く思えますが、くまモンの活躍の場を知名度が低い欧米やオセアニアにも広げたいんだって。

10年後、くまモンが熊本出身と知って「へー、そうなんだ」とびっくりする子供が現れるかも。熊本県民にとっては、複雑な心境ですね。

 

「カイシャの3バカ」会議好き、規則好き、数字好きを攻略

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世の中には利口な人の何倍もバカがいるものです。それが職場にいると迷惑極まりない。特に迷惑なのが「会議好き」「規則好き」「数学好き」の3バカ。これらのバカの上手な対処法を伝授するのが本書「カイシャの3バカ」榎本博明著.朝日新聞出版.760(税別)です。

本書では、あらゆるバカを紹介しています。「おしゃべりバカ」「イエスマンバカ」「前例踏襲バカ」「グローバル風バカ」「キャリアデザインバカ」「輝きたいバカ」「残業好きバカ」「コンプライアンスバカ」「オレは聞いていないバカ」など。まさに、いるいる、あるあるの連続で、バカの生態が明かされます。

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この中でも手に負えないのが「会議好き」「規則好き」「数学好き」の3バカです。アナタの会社にもいますよね。何かにつけて会議を開きまたがるバカが。そして、どうでもいいことにも「ホウレンソウ」を求めるバカ、数字でしか人を評価しないバカ。

なぜこの3バカが厄介なのかというと、彼らの主張が一見もっともらしいからです。確かに有用な会議も多いですよね。規則を守るべしという主張に対しては否定しづらいし、数字ではっきり示せと言われたら反論しにくいですね。

でも、こうした考えにこだわり過ぎると仕事ができないということは、まともな組織人なら当然分かるはずです。ゆえにバカの深層心理を解析し、「どう対処するか」は非常に重要なことなのです。

①「会議好き」バカ
どうして彼らは会議が好きなのでしょう。答え→仕事が出来ない上司でも、存在を誇示できるからです。
■対処法
会議は大いに、かつ、あの手この手で上手にサボりましょう。

②「規則好き」バカ
どうして彼らは規則が好きなのでしょう。答え→自分で考えて判断する能力がないから。理詰めで説得する自信がないからです。
■対処法
前例を徹底的に洗い出し、例外規定を提案しましょう。

③「数学好き」バカ
どうして彼らは数字が好きなのでしょう。答え→論理的思考能力がなく、どんなに鈍感でも数字なら読めるから。バカは人と交流が出来ないので、数字にしがみつくから。
■対処法
相手の思考力のなさに合わせ、こちらに都合の良い数字を強調しましょう。

ところで、「3バカ」に共通する心理構造はなんでしょう。バカは自分がバカであることに自覚がなくて自信のない保身的な小人物なのです。こうした自信のないバカの「見下され不安」をどう解消してやるかが、自分の身を守るポイント。またバカは「自分好き」な「自己愛過剰人間」なので極度に傷つきやすいのです。自分勝手な「裏切られた!」という被害者意識で攻撃的な態度に出ることがあるので要注意。間違っても、「バカにしやがって!」という気持ちにさせてはいけません。

バカを上手に攻略することは非常に重要なのです。イライラしてはいけません。上手に対処しましょう。カイシャのバカから身を守り、組織を守るのです。そして、本書が教えるもう一つ大切なことは、こうしたバカに自分がなっていないか自問すること。人の振り見て自分を見つめ直すきっかけになる一冊です。

林真理子「愉楽にて」は日経平均を押し上げるか

日本経済新聞に9月から連載中の林真理子の小説「愉楽にて」は、おじさんのおとぎ話です。

渡辺淳一の「失楽園」「愛の流刑地」に続く官能小説で、お金持ちの「ぼんぼん」おじさんがやりたい放題やっちゃいます。シンガポール駐在の大手薬品メーカーの御曹司とか、京都祇園でのお遊び、友達の奥さんが莫大な遺産を遺しちゃうとか、日々仕事に追われるサラリーマン向けのファンタジーです。

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朝のひととき、サラリーマンは「愉楽にて」を読み鋭気を養い、嫁は昼間に韓流ドラマを見ながら家事をする。キム・スヒョンがいるから、夕飯がちゃんと作れるのよ。

「失楽園」と「愛の流刑地」は、日経平均を押し上げる力があったとか。
「愉楽にて」で、日経平均3万円をめざしましょう

桂銀淑の歌声

ドライブ中、久しぶりに桂銀淑(ケイ・ウンスク)のCDを聞きました。
1961年生まれの韓国の女性歌手です。
独特のハスキーボイスで歌う〝たかが人生、なりゆきまかせ♪〟というメロディーを聞いたことがありませんか?
作曲家の浜圭介氏が「日本人受けする声だ」と韓国で見い出し、1984年に来日。〝たかが人生、なりゆきまかせ♪〟の「すずめの涙」や「夢おんな」「真夜中のシャワー」などのヒット曲を出し、紅白歌合戦に7回も出場しました。

しかし、韓国人の実業家の夫との離婚問題や事務所独立問題、借金トラブルなどがあり、覚せい剤所持で逮捕。2008年に国外退去処分になりました。今は韓国在住です。

あの歌声を聞いたら、やっぱ、めちゃくちゃイイんですね。
彼女には、歌手の道をまっとうしてほしかった。
正月の歌番組「演歌の花道」に今もドレス姿で出てほしかった。

晩秋の夕暮れ、桂銀淑の歌声は〝しみるねえ〟

スターフライヤーマンは人気者になるかな

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北九州市を拠点とする航空会社スターフライヤーが、機内で流す安全ビデオに新キャラクター「スターフライヤーマン」を登場させた。同社の黒い機体をモチーフにしたロボットです。北九州市は安川電機やTOTOの本社がある工業都市で、そのイメージも演出するそう。ちなみに、ソフトクリーム作りが得意な〝やすかわ君〟は安川電機が開発しました。

yasukawa
スターフライヤーは東京(羽田)便を就航しているので、その機体を見たことがある人も多いと思います。スタイリッシュな黒い機体で、就航当時、黒いトイレットペーパーをもらったことがあります。なんて斬新なんだ! とても使えない! が感想でした。
スターフライヤーマンは身長2002㍉、体重1217㌔だそう。機内安全ビデオで、シートベルトの装着法や緊急時の酸素マスクの使い方などを説明しています。今後、関連グッズなどを展開する予定ということで、人気が出ればいいですね。

 

2017年の残念賞「プレミアムフライデー」

今年も色々な出来事がありました。

2017年の流行語大賞は「忖度」と「インスタ映え」に決まりましたが、残念賞はなんといっても「プレミアムフライデー」でしよう。

政財界が音頭を取り、2月にスタートするものの浸透せず、年末には忘れ去られたみたいと言うか、死語になっちゃってます。この国のお偉いさんはいかに国民生活を分かっていないかが分かっただけ。

ところが、世の中に月末の金曜日に会社を早く帰れる人などいないと思っていたら、「通常より早く帰れた」人が11%もいたそう。これにはビックリ‼ まあ大企業の方々でしょうが、翌週の月曜日にしわ寄せがこないといいですね。要するに「プレミアムフライデー」で、格差社会の格差がさらに広がったということですね。