菅の新刊「身の丈にあった勉強法」でロザンのビジネススタイルを研究しよう

漫才コンビ「ロザン」といえば、京大法学部卒の宇治原史規さんと大阪府立大中退の菅広文さんですね。宇治原さんはクイズ番組で名前を売り、菅さんは宇治原さんをネタに本を出版するという見事なビジネススタイルを確立しています。新刊は「身の丈にあった勉強法」。彼らを研究しましょう。

 

「身の丈にあった勉強法」
普通の人が着実に成績を上げるためにはどうすればいいのか。
本書のポイントは
①「偏差値30アップの勉強法」は、ほとんどの人にとって意味がない。
②「予習」と「復習」、どちらか捨てるべき。
③身の丈にあってない高校・大学に入ると、成績が伸びなくなる。

 

①の「偏差値30アップの勉強法」は、ほとんどの人にとって意味がないとは…

偏差値30アップの勉強法とは、普通の人がいきなり東大を目指すようなものです。そのうち、頑張っても無理だと悟るでしょう。それより、身の丈にあった勉強を続けていけば自ずと偏差値が5、10と上がってゆくのです。

②の「予習」と「復習」、どちらか捨てるべきとは…
予習・復習の両方をやろうとすると絶対的な時間が足りません。授業中に寝てしまうかも。当然聞いていなかった授業の復習はできません。予習は、教科書をパラパラ読むだけでも授業の理解度が変わってきます。

③身の丈にあってない高校・大学に入ると、成績が伸びなくなるとは…

宇治原さんは大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎時代、京都大学に合格するために、毎日11時間も勉強していたそうです。菅さんは、ひたすら勉強する宇治原さんを尊敬する生徒でした。回りが自分より優秀な人ばかりだったら、よほど向上心が強くないかぎり落ち込むだけです。

学歴は浮き輪のようなもので、つけていないとうまく泳げませんが、一方で、つけっぱしだと泳ぐスピードが落ちます。京大法学部卒という、最強の浮き輪を使って活躍する宇治原さん。そして、宇治原さんの浮き輪泳法に掴まって稼ぐ方法を見つけた菅さん。いずれにしても、身の丈にあった勉強法を実践したといえるでしょう。

菅さんが出版した本は「京大芸人」「京大少年」のほか、「京大芸人式日本史」「菅ちゃん英語で道案内しよッ!」などで、「京大芸人」シリーズは累計発行部数が20万部を超えるベストセラーになっています。

 

菅さんは2014年9月に追手門学院大学客員教授に就任しています。18年1月に一般女性と結婚し、宇治原さんも既婚者です。宇治原さんがテレビのクイズ番組『Qさま!!』に初出演したのは07年8月。チャンスを掴み、その後、猛烈に勉強を重ねたことでしょう。地元大阪以外で知名度がなかったロザンですが、頭の良さでここまで出世しました。頭の良さとは、自分の能力をフルに使い、四方八方に気を配り、自分を高めることができる能力です。

 

「ロザン」の二人は、学歴の浮き輪を外す時を見据え、今後もいろんな勉強を続けるでしょう。いやいや、そんなことは一切考えず、さらに大きな「学歴の浮き輪」を目指しているのかもしれません。

「カイシャの3バカ」会議好き、規則好き、数字好きを攻略

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世の中には利口な人の何倍もバカがいるものです。それが職場にいると迷惑極まりない。特に迷惑なのが「会議好き」「規則好き」「数学好き」の3バカ。これらのバカの上手な対処法を伝授するのが本書「カイシャの3バカ」榎本博明著.朝日新聞出版.760(税別)です。

本書では、あらゆるバカを紹介しています。「おしゃべりバカ」「イエスマンバカ」「前例踏襲バカ」「グローバル風バカ」「キャリアデザインバカ」「輝きたいバカ」「残業好きバカ」「コンプライアンスバカ」「オレは聞いていないバカ」など。まさに、いるいる、あるあるの連続で、バカの生態が明かされます。

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この中でも手に負えないのが「会議好き」「規則好き」「数学好き」の3バカです。アナタの会社にもいますよね。何かにつけて会議を開きまたがるバカが。そして、どうでもいいことにも「ホウレンソウ」を求めるバカ、数字でしか人を評価しないバカ。

なぜこの3バカが厄介なのかというと、彼らの主張が一見もっともらしいからです。確かに有用な会議も多いですよね。規則を守るべしという主張に対しては否定しづらいし、数字ではっきり示せと言われたら反論しにくいですね。

でも、こうした考えにこだわり過ぎると仕事ができないということは、まともな組織人なら当然分かるはずです。ゆえにバカの深層心理を解析し、「どう対処するか」は非常に重要なことなのです。

①「会議好き」バカ
どうして彼らは会議が好きなのでしょう。答え→仕事が出来ない上司でも、存在を誇示できるからです。
■対処法
会議は大いに、かつ、あの手この手で上手にサボりましょう。

②「規則好き」バカ
どうして彼らは規則が好きなのでしょう。答え→自分で考えて判断する能力がないから。理詰めで説得する自信がないからです。
■対処法
前例を徹底的に洗い出し、例外規定を提案しましょう。

③「数学好き」バカ
どうして彼らは数字が好きなのでしょう。答え→論理的思考能力がなく、どんなに鈍感でも数字なら読めるから。バカは人と交流が出来ないので、数字にしがみつくから。
■対処法
相手の思考力のなさに合わせ、こちらに都合の良い数字を強調しましょう。

ところで、「3バカ」に共通する心理構造はなんでしょう。バカは自分がバカであることに自覚がなくて自信のない保身的な小人物なのです。こうした自信のないバカの「見下され不安」をどう解消してやるかが、自分の身を守るポイント。またバカは「自分好き」な「自己愛過剰人間」なので極度に傷つきやすいのです。自分勝手な「裏切られた!」という被害者意識で攻撃的な態度に出ることがあるので要注意。間違っても、「バカにしやがって!」という気持ちにさせてはいけません。

バカを上手に攻略することは非常に重要なのです。イライラしてはいけません。上手に対処しましょう。カイシャのバカから身を守り、組織を守るのです。そして、本書が教えるもう一つ大切なことは、こうしたバカに自分がなっていないか自問すること。人の振り見て自分を見つめ直すきっかけになる一冊です。