得体(えたい)が知れないは、正体が分からないと言い換えましょう。

得体(えたい)が知れないは、正体が分からないと言い換えましょう。

得体とは、真の姿や考え。本当のこと、正体。
まー、文学的といえば、そうなんですけど。やはり、正体が分からないと言い換える方がきちんとした日本語でしょう。得体の語源は「為体」(ていたらく)や、僧侶の衣姿のことをいう「衣体(えたい)」と言われています。「為体」(ていたらく)とは現在では「好ましくない状態」や「褒められない状態」のこと。自堕落な生活をしていると、「体たらく!」と怒られますよね。また、僧侶の衣装「衣体(えたい)」は宗派で異なり、さらにそれぞれ紋の色にも定めがあります。着ている衣で宗派や格が分かったことから、正体、つまり「衣体(えたい)」が転じて、得体となったという説もあります。

得体が知れない?

いずれにしても「得体が知れない」という言葉は、それこそ得体が知れませんね。
正体が分からない、という方が、分かりやすいと思います。

空ける、開けるの違いが分かりますか。きちんと使い分けましょう。

空ける、開けるの違いが分かりますか。きちんと使い分けましょう。

空けると開けるの違い

空けるは、からになることです。空き缶や空きビン、空き部屋、空き箱のことですね。留守にすることを「家を空ける」。映画館に人が入らず「がら空き」。用事が終わって暇になることを「体が空く」など。

開けるは、ひらくこと。呆れて物も言えないことを「開いた口がふさがらない」。「開かずの門」「ふたを開ける」「壁に穴を開ける」「店を開ける」など。

ただし、平仮名書きの「あける」もあります。女優さんが突然病気になったりして「舞台に穴をあける」。競争相手を大きく引き離すことを「水をあける」など。違いは、具体的な物に対しては「開」を使い、抽象的な物に対しては、平仮名書きを使います。